イタリアから、ひとコマ。

住んでいるイタリアの、何気ない日常から。写真とともに綴ります。

パネットーネ入刀 〜 食卓から、ひとコマ

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夫婦で2人揃って朝ご飯を食べられる今日を待ち、

ようやくパネットーネをいただきました。

 

早いところでは、10月くらいから店頭にちらほら並びますが、

パネットーネはクリスマス、年末年始が季節。

12月に入ってから食べるのが望ましい……

と1人堅苦しく考えています。

私にとってこの食べ物は大大大大大好物!

であるため、あんまり買うと、その分食べて太ってしまいます(制御不可能)。

なので、ミラノの美味し〜いパスティッチェリーア pasticceria 手作りのものを

それも美味しさ抜群のところのを一つだけ選んで、食べています。

 

今朝だけで三分の一は無くなってしまった。

もちろん、食べたから無くなったんですけど。

夫が食卓を立った後も、

一人でもぐもぐ。ずっともぐもぐしてしまいました。

 

いいのです。

この日のために、筋トレしているんですから。

 

ではそろそろ活動します。

 

 

 


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新たな出発 〜 日常から、ひとコマ

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新年あけましておめでとうございます。

 

 

イタリアでも新年を迎えました。

 

午後10時以降は外出禁止なので、

親、親戚などの家に泊まり支度して、

晦日を家族で迎えようとする人が多かったようです。

 

私達夫婦は、日頃から仲良くしているお隣の家族にお呼ばれしました。

ありがたい。

もちろん夫婦2人きりでも楽しいのですが、

大変な年だったからでしょうか。

何気ない誘いが嬉しいし、心からありがたく思います。

お隣夫婦はどちらもカンパーニア州出身で、

特に奥さんはナポリの人。

料理がめっちゃくちゃ美味しかったのはいうまでもなく。

この写真のムスタッチョーリ mustaccioli (イタリア語ではモスタッチョーリ)が、そりゃあもう……!
チョコレートとアーモンドのビスケット菓子で、

簡単なんだけど、クセになる美味しさ。

「いっぱいあるから持っていって」

と、この他にもワインや野菜を挟んだピッツァなどを

お土産として持たせてくれました。

 

というわけで、元旦の午後下がり。

夫が昼寝を貪っている間に、

私はムスタッチョーリを貪ります。

もう今日は晩御飯いらないかも。

(昼は野菜のピッツァをいただいたし……)

 

食べ物ばかりでなく、新年を迎えた瞬間の話を少し。

 

みんなでですね、その瞬間はベランダに出て、

花火をもって「新年おめでとう〜!」

と言い合いました。

近隣のアパートの人たちも、ベランダに出て、

あっちこっちで手を振り合い、おめでとうを言い交わしました。

うちの街は北イタリアの比較的大人しめな街なのですが、

この新年は、やはりどこかみんな

「いい年にしたい。変えたい」

と思っていたのでしょうか。

例年になく、打ち上げ花火が多く長く続き、

2020年の厄を払拭したい気持ち、

新たな年に向けての出発を誓う

そんな雰囲気がありました。

いい新年の迎え方が出来たなと、

みんなで年越しできるしあわせも感じ、

少しジーンと来て、ちょっと泣けました。

 

また新たに出発。

ゆっくりなマイペースでも、

大好きなイタリアとイタリア人と一緒に

今年も歩んでいきますよ。

 

 

 



 


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2021年の手帳の開封 〜 日常から、ひとコマ

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イタリア時間では、今現在まだ30日。

 

毎年恒例の大晦日の個人的行事、

手帳の書込みは、いろいろあり、今日に前倒しになりました。

 

手前のものは、モレスキン のスケジュール帳。

向こうの山は、モレスキン 、カステリミラノ、無印など、

日記に使っているものです。

 

手帳はよいとして、

日記帳はそろそろ処分の仕方を考えないといけません。

ここに写したのは、ほんの一部。

まだこの何倍もの山が部屋にあります。

中身を読み返すことは、全く無いと言えます。

しかし、大体どのくらいの時期にどんなことを考えていたかはよく覚えています。

「これは他人に読まれたら絶対にダメだ」

という中身……。

いや、日記なんてそんなもんですかね?

今までの自分自身の思考の歴史のような気もして、

読み返す執着もない割に、なんとなくまだ捨てられないでいます。

元気なうちになんとか処分方法を考えておかないといけません。

 

しかしまず今は、2021年の手帳の封を切ると致しましょう。

 

……すごいなあ。

2000年から21年目ですか。

いやもう、なんかよくわからない。

時間の流れの速さについていけていない気がします。

ま、いっか…な?

 

 

 

 


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朝のいろ 〜 日常から、ひとコマ

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10月28日の朝焼けです。

ロックダウン前の朝のウォーキングで撮りました。

 

朝は1人の時間を確保したくて、

とにかく早く起きます。

夏の間はいいのですが、今のような真冬だと、

同じような時間に出かけたら、真っ暗闇……。

寒いし、夜間外出は禁止なので、

変な輩に出くわす危険は殆どありませんが。

あまりに暗くて、ちょっと出る気にならず。

かといって、今の日の出時間の8時過ぎに合わせると、

既に街は活動開始しているので、

私の好きな静けさに身をおけない。

なんて。

これまでの寝不足が溜まって、出るのが億劫という理由が大きいでしょうか?

 

今は一昨日の雪がまだまだ積もっているため、

日の出前とはいえ、雪明かりがありそうです。

明日の朝はちょっと久々に出てみようかな?
少し自然に接していないので、エネルギーをもらいにいくとしましょう。

 

 

 


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インゲ・モラスの写真展 〜 ミラノから、ひとコマ

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ロックダウンになる少し前に、

オーストリア出身の写真家インゲ・モラスの写真展に行ってきました。

(写真は私が撮りました。館内撮影OKです)

 

実は9月に既に展覧会を訪れていたのですが、

まだ夏時間の夕暮れ時ということもあり、

かなりの鑑賞客がいて、あまりゆっくり味わえず終い。

なので、10月の終わりにもう一度じっくり堪能してきました。

 

有名な写真家集団「マグナム」の一員でもあったモラスの個展は、

これが(於・ミラノ・ディオチェサーノ美術館)初めてだったそう。

彼女が切り取る場面場面が、

自分の手の届くすぐそこにあるように、

生の空気が伝わってくる印象を受けました。

同個展には、彼女を追ったドキュメンタリー映画も上映されていて、

とても活動的で写真に対する熱い熱い情熱が、

画面を通して心にギュッと届きました。

素晴らしい、なんともいえない写真展でした。

 

は〜〜。しかし。

密を避けた方がよいのはわかっています。

わかっているのですが。

美術関連の催しに行けないのは、結構つらいですね。

まあ、しょうがないですかね。

なので、こうして記憶を掘り出して

その時の歓びを反芻すると致しましょう。

 

 

 


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