バールで味わう
バールで飲む caffè*が好き。
それも、こうやって
レバーを下げる型のマシンで入れたもの。
それもナポリの人が入れてくれるなら、
なお、良い。
「ナポリッ子がしあわせな時
自分の飲む分一杯分だけじゃなくって、
後から来るお客さんの分まで
二杯分払う時。
この世の全ての人に
caffè をごちそうするようなものなんだ。
Luciano De Crescenzo** 」
大抵のイタリア人が caffè にはうるさいと思う。
でも、ナポリの人のcaffè への思い入れって
一種の哲学みたい。
周りのナポリ人友達からいろいろ聞いて
そう思います。
*caffè は、カッフェー と読みます。
**Luciano De Crescenzo
ルチャーノ・デ・クレッシェンツォは、ナポリ出身の作家、演出家。