イタリアから、ひとコマ。

住んでいるイタリアの、何気ない日常から。写真とともに綴ります。

三種の神器、希望のイタリア 〜 引き篭り生活から、ひとコマ

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このご時世、

我が家の三種の神器ともいえる、このボトルたち。

全て消毒のためのものです。

 

別に今回のために買ったわけではなく、

例えば右のピンク色のアルコールは、

床掃除に普段から使っているものです。

 

お気に入りは一番左の Napisan。

如何にも「消毒出来ている」

と感じる匂いがお気に入りです。

 

真ん中は、ウイルス対策が話題に上り、

真先に多くの人が買いに走った消毒液。

別に強度が特に高いとかではないと思うのですが……。

違いをよく知りません。

 

5日に一度の買出しからの帰宅、

または荷物の受取から部屋に戻った時、

最早玄関に置いているこれらのどれかを使って

持っていた荷物の全ての表面を消毒しています。

 

普段から普通に清潔にしていますが、

帰宅して持ち物や服の表面を消毒液で拭くなんて、

初めての経験です。

 

今日、久しぶりに日本の人と仕事でビデオ電話しました。

こんな騒ぎが起こってから初めての対面だったので、

私にどう接していいのか分からない様子でした。

その方が言われるには、

日本の報道で見ていると、

どんなに悲惨な状況なんだろう?

どんな顔して会えばいいのだろう?
と思っていたのだそうです。

 

私には、現場で働く医師、看護師の友達が数人います。

彼らの話は、確かに凄絶です。

しかし、一般の人々は、

退屈な引き篭り生活を、どれだけ楽しく工夫出来るか、

まあまあ前向きに暮らしています。

ビデオチャットで授業を始めた学校も、一つや二つではないようです。

 

それに外出禁止で、

ミラノを始め、大都市の空気汚染もかなりマシになっています。

ヴェネツィアのカナーレ、リオには透明度が戻り、

何と小魚まで泳いでいるのです。

非日常な生活の中にも、悪くない現実もありますよ。

楽観視出来ないけれど、悲観的に生きているわけではないのです。

なので……

 

イタリアが好きな人は、

希望をもって、見守って欲しい……な〜

 

なんて。

仕事でビデオ電話して、

このように思いました。

……という気持ちから

「あら。やっぱり私、イタリアのこと好きなんだわ」

と、愛を確認したのでした(笑)。

 

 


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