イタリアから、ひとコマ。

住んでいるイタリアの、何気ない日常から。写真とともに綴ります。

新たな出発 〜 日常から、ひとコマ

f:id:lotofelice:20210101233844j:plain

新年あけましておめでとうございます。

 

 

イタリアでも新年を迎えました。

 

午後10時以降は外出禁止なので、

親、親戚などの家に泊まり支度して、

晦日を家族で迎えようとする人が多かったようです。

 

私達夫婦は、日頃から仲良くしているお隣の家族にお呼ばれしました。

ありがたい。

もちろん夫婦2人きりでも楽しいのですが、

大変な年だったからでしょうか。

何気ない誘いが嬉しいし、心からありがたく思います。

お隣夫婦はどちらもカンパーニア州出身で、

特に奥さんはナポリの人。

料理がめっちゃくちゃ美味しかったのはいうまでもなく。

この写真のムスタッチョーリ mustaccioli (イタリア語ではモスタッチョーリ)が、そりゃあもう……!
チョコレートとアーモンドのビスケット菓子で、

簡単なんだけど、クセになる美味しさ。

「いっぱいあるから持っていって」

と、この他にもワインや野菜を挟んだピッツァなどを

お土産として持たせてくれました。

 

というわけで、元旦の午後下がり。

夫が昼寝を貪っている間に、

私はムスタッチョーリを貪ります。

もう今日は晩御飯いらないかも。

(昼は野菜のピッツァをいただいたし……)

 

食べ物ばかりでなく、新年を迎えた瞬間の話を少し。

 

みんなでですね、その瞬間はベランダに出て、

花火をもって「新年おめでとう〜!」

と言い合いました。

近隣のアパートの人たちも、ベランダに出て、

あっちこっちで手を振り合い、おめでとうを言い交わしました。

うちの街は北イタリアの比較的大人しめな街なのですが、

この新年は、やはりどこかみんな

「いい年にしたい。変えたい」

と思っていたのでしょうか。

例年になく、打ち上げ花火が多く長く続き、

2020年の厄を払拭したい気持ち、

新たな年に向けての出発を誓う

そんな雰囲気がありました。

いい新年の迎え方が出来たなと、

みんなで年越しできるしあわせも感じ、

少しジーンと来て、ちょっと泣けました。

 

また新たに出発。

ゆっくりなマイペースでも、

大好きなイタリアとイタリア人と一緒に

今年も歩んでいきますよ。

 

 

 



 


海外風景ランキング