美術館でボケッと過ごす 〜コモから、ひとコマ
コモの町にあるコモ市立絵画美術館に行ってきました。
最初の中世の時代のものを置いているセクションでは、
まずはこのような、数々の昔の壁模様の破片が迎えてくれます。
個人的に、このような壁模様の遺物が大好きなので、
このコーナーはとても楽しかったです。
この美術館もこぢんまりしているのに、
「この絵、ここにあったの?」
という作品もいくつかあり、質の高さに驚きました。
また、ゆっくり鑑賞出来るのもポイント。
もちろん、ロンバルディア州の美術館フリーパスが使えます。
ぽっかり空いた時間にフラッと入れるこういう場所は、
ありがたい存在ですね。
目的なく、美術館でボーッと過ごすのが、心地良いです。
タコの溺れ煮 il polipo affogato 〜日常から、ひとコマ
タコがトマトソースの中で溺れています。
'O purpetiell affugat
つまり
il polipo affogato
タコのトマトソース煮
です。
ナポリの名物家庭料理。
久しぶりに夫が食べたいと言うので作りました。
至って簡単。
トマトソースの中にタコを丸ごとドボンと入れて、極く弱火で煮込むだけ。
とはいえ、調理の仕方には順番があります。
先ず、お鍋にオリーブオイルとニンニクと鷹の爪それぞれ一欠片を入れ、弱火で香りを出して、そこにタコを入れ、色をつけます(タコは火が通ると赤くなりますよね)。白ワインをこの時にグラス半分くらい投入してもいいですね(適当です)。
そこに、トマトソース(イタリアにいる人ならパッサータ sugo con passata di pomodoro)をドボドボ入れ、イタリアンパセリ(プレッツェーモロ prezzemolo)も適当に入れ、煮立てます。その後は超弱火で煮る、煮る、煮る。
フォークを刺してみて何も抵抗が感じられないくらいがちょうど良いでしょう。
頂く時には、トーストしたパンと一緒に。
鍋に入れて放っておくだけなのに、美味しくて見栄えもするし、喜ばれる一品です。
この時のトマトソースは、パスタにも使えるし、一粒でニ度美味しいというメニューです。
注意点としましては…
オリーブオイルは、結構頑張って入れちゃってOK ということ。
多分日本の人は、オイルの量っていつも控えめだと思うのですが、イタリア料理にはオリーブオイルは、自分でもビックリするくらい使ってしまって大丈夫だと思います。
あら。今日はお料理教室になってしまいました。
その割には、いろんなことが「適当」が多過ぎますが。
わはは。
それでは!
本年もよろしくお願い申し上げます。
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
我が家の新車の写真と共にご挨拶。
んなわきゃぁねえっ。
すみません。
新年早々つまらないジョークです。
写真はミラノのCity Lifeというショッピングモールで撮ったもの。
車に全く興味のない私にも、カッコよさは分かりました。
運転が好きな人には、こういう車に乗るのは堪らないのでしょうね〜。
元旦から気持ちの良い晴天の日がいまいち少ないミラノですが、
天気に左右されることなく、
心にはいつも太陽を!
という気持ちで今年もボチボチやっていくつもりです。
亀の更新ですが、本年もどうぞ御贔屓に〜。
大仏池 〜 奈良から、ひとコマ
前回お話しましたが、11月いっぱい帰国していました。
信じられない程のハードスケジュールだったのですが、
その中で何とか、大好きな奈良に行けたのは、本当に良かったです。
奈良には、留学生時代にお世話になった友達家族が住んでいて、
特に奥さんは、お姉さんのように慕っていたので、
久しぶりに会えて、本当に本当に嬉しかったです。
写真は大仏池。
ちょうど紅葉し始めの時期だったようで、
赤、黄、緑の色が勢揃いしており、目に賑やかでした。
このすぐ近くに友達の子供が通っている小学校があります。
伽藍造の建物で、東大寺に納める花を、子供達が代々育てているそうです。
その学校も、廃校になるかも知れないとのことで、何とももったいない話です。
それにしても、やはり奈良は素晴らしい。
のんびりした中で、いにしえに思いを馳せるのは
なんともいえない贅沢な時間でした。