イタリアから、ひとコマ。

住んでいるイタリアの、何気ない日常から。写真とともに綴ります。

タコの溺れ煮 il polipo affogato 〜日常から、ひとコマ

タコがトマトソースの中で溺れています。

'O purpetiell affugat 

つまり

il polipo affogato 

タコのトマトソース煮

です。

ナポリの名物家庭料理。

久しぶりに夫が食べたいと言うので作りました。

至って簡単。

トマトソースの中にタコを丸ごとドボンと入れて、極く弱火で煮込むだけ。

 

とはいえ、調理の仕方には順番があります。

先ず、お鍋にオリーブオイルとニンニクと鷹の爪それぞれ一欠片を入れ、弱火で香りを出して、そこにタコを入れ、色をつけます(タコは火が通ると赤くなりますよね)。白ワインをこの時にグラス半分くらい投入してもいいですね(適当です)。

そこに、トマトソース(イタリアにいる人ならパッサータ sugo con passata di pomodoro)をドボドボ入れ、イタリアンパセリ(プレッツェーモロ prezzemolo)も適当に入れ、煮立てます。その後は超弱火で煮る、煮る、煮る。

フォークを刺してみて何も抵抗が感じられないくらいがちょうど良いでしょう。

頂く時には、トーストしたパンと一緒に。

 

鍋に入れて放っておくだけなのに、美味しくて見栄えもするし、喜ばれる一品です。

この時のトマトソースは、パスタにも使えるし、一粒でニ度美味しいというメニューです。

注意点としましては…

オリーブオイルは、結構頑張って入れちゃってOK ということ。

多分日本の人は、オイルの量っていつも控えめだと思うのですが、イタリア料理にはオリーブオイルは、自分でもビックリするくらい使ってしまって大丈夫だと思います。

 

あら。今日はお料理教室になってしまいました。

その割には、いろんなことが「適当」が多過ぎますが。

わはは。

 

それでは!

 


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