青い空と湖。山肌に芝生 〜 トレンティーノ・アルトアーディジェから、ひとコマ
またリーヴァ・デル・ガルダからです。
秋の写真。
緑の芝生が青々としています。
水面に迫る山肌。
青い水と空、そして陽の光。
いや、ホント。
自然って、心身ともに癒してくれますよね。
私たちも動物だから、
自然の中に身を置くと (ここがいくらか人工的に整えられた場所だとはいえ)
やっぱりホッとするんでしょうかね?
なんか、こういうところでボーッとする時間が
年々かけがえのないものになってきています。
歳とってきている証拠ですね。
歳は取るものなのでいいのですが。
ふふ。
秋のガルダ湖 〜 トレンティーノ・アルトアーディジェから、ひとコマ
昨日に続き、またリーヴァ・デル・ガルダの写真を。
ちょっと入江になっているところがあり、
これは街を流れる細い運河が流れる場所のようです。
鴨や白鳥が水面をのんびり行ったり来たりしていて、
何とも長閑な光景でした。
これは、秋に行った時の一枚です。
この時も素晴らしい天候で、
まだまだ泳いでいる人、日光浴をしている人がたくさんいましたよ。
リーヴァ・デル・ガルダ 〜 トレンティーノ・アルトアーディジェから、ひとコマ
さて、昨年の旅行の写真をもう少し。
こちらは聖ステファンの祝日に行った
リーヴァ・デル・ガルダ Riva del Garda。
イタリア国内最大の湖ガルダの北端にある町。
町の名前は「ガルダ湖畔」という意味です。
またもやそのまんまなネーミング……。
しかし、ここは本当に素敵なのです。
湖沿いの遊歩道が素晴らしい。
実は、去年の結婚記念日にもここに一泊旅行したのですが、
何度でも訪れたい湖畔です。
私がよく行くコモ湖とは違い、車道から離れているので、
ゆっくりと静けさを味わいながら、ブラブラ歩けます。
この日は雲一つない晴天で、散歩する人が大勢いました。
湖って、なんでしょう。
人が多くても、なにか私たちを静かにさせる…
そんな力があるのでしょうか?
それともやはりこのような自然の圧倒的美しさに呑まれ
私たちは口を瞑るのでしょうか?
きっとどちらもでしょう。
歩いている人は、喋る人は皆静かにお喋りし、
湖に向かって座っている人は、
只々水面に向きあっていました。
早くまた行きたいです。
ストランゴラプレーティ 〜 トレンティーノ・アルトアーディジェから、ひとコマ
クリスマスの小旅行の最後の食事は、
26日聖ステファンの祝日での昼食。
私の住む街への帰り道に通れる
リーヴァ・デル・ガルダ Riva del Garda という
ガルダ湖の北端の町にて。
とあるオステリアで、こちらの一品をいただきました。
その名も、ストランゴラプレーティ Strangolapreti。
または、ストロッツァプレーティ Strazzapreti ともいうようです。
要は、パンで出来たニョッキ。
古くて硬くなったパンを水につけて柔らかくし、
卵、小麦粉、バター、牛乳、オリーブオイルなどと混ぜて、
写真のような形に纏めて、トマトソースと和えたり、
バターとセージのソースを絡めたりして食べます。
私が注文したのは「アッラ・トレンティーナ alla trentina」(トレント風)。
ほうれん草が入っているんです。
美味しくって、一気に食べてしまいました。
メニューの名前の解説:
ストランゴラーレ strangolare (他動) 喉を、息を詰まらせる
プレーティ(複)< プレーテ (名・男) 司祭
次の逸話が名前の由来になるようです。
1700年代。当時の聖職者たちはとにかく飲み食いが大好きで(今も……)、ある食堂に入った時に、この一品を「ウマイウマイ!」と平らげました。食べて食べて食べて〜………喉を詰まらせました。力持ちの運び女が彼の背中に一撃を加え、喉に詰まらせたものを吐き出し、何とか一命を取り留めた聖職者…
プレーテが喉をストランゴラーレ(詰まらせる)ほど食べまくった一品。
ストランゴラプレーティ。
見たままを描写した命名ですね。笑
このように、古いパンをニョッキの形にまとめた品は、
イタリアのあちこちに見られるようで、
フリウリ、ラツィオ、アブルッツォ、マルケ、ナポリ、カラーブリア、シチリア、などに、名前を代えて存在します。
古くなってもパンはパン。
私の住む地方にも、古いパンを使うドルチェがあります。
きっとイタリア全国に、いろんな種類の品々があるでしょうね。
そうだ。
リーヴァ・デル・ガルダ、とってもイイ所でした。
さて、長く続いたクリスマスの行事も、
明日1月6日の公現祭で終わり。
(只今5日の午後5時半)
自宅の飾り付けも取っ払います。
少し寂しい気もしています。