イタリアから、ひとコマ。

住んでいるイタリアの、何気ない日常から。写真とともに綴ります。

町から臨む山の一峰 〜 トレンティーノ・アルトアーディジェから、ひとコマ

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アルコのメインストリート(多分)から。

ここからアルプスの一峰が臨んでいます。

写真からわかるように、上の方にしか積雪していないにも関わらず、

陽が落ちると一気に寒くなりました。

そこはさすが雪国。

この通りも、歩いているとそれ彷彿とさせる店並びでした。

どういうことかというと、ウィンタースポーツの道具が多い。

流石です。

この後に、町の旧い地区に行き、

昨日投降した、町を挙げてのプレセーぺの飾りを楽しんだのでした。

 

 


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プレセーぺの町・アルコ 〜トレンティーノ・アルトアーディジェから、ひとコマ

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日本には松の内があり、

その後も2、3日正月気分でいられるかと思います。

引換え、こちらは12月25日のクリスマスからは聖週間。

1月6日の公現祭を以って、やっとクリスマスの祝いが終了します。

というわけで、クリスマスの小旅行で訪れた場所での写真を。

 

キリスト誕生の様子を表現した模型、プレセーぺ。

トレンティーノ・アルトアーディジェ州の小さな町、アルコ Arco の

小さな礼拝堂に設置されていたものです。

模型の奥には、キリストが生まれたとされる馬小屋に、

マリア、ヨセフ(イタリア語ではジュゼッペ)、そして生まれたばかりのイエス・キリストが置かれています。

因みにプレセーぺをはじめ、クリスマスの飾りは

一般的には12月8日の聖母マリア無原罪の祝日に出すことになっています。

例年早くなってきていますけど。

この時、プレセーぺにはイエス・キリストはまだ置かれません。

25日の午前0時をもって赤ん坊のフィギュアを置くのですね。

 

このアルコでは教会や礼拝堂の他、

町のあちこちにプレセーぺが飾られていました。

その様も、さり気なく、旧い路地にとても合っていて可愛らしかったですよ。

 

行くまでは名前も知らない町でしたが、

規模は大き過ぎず、食べ過ぎの消化を助けるにはちょうどいい所でした。

今度は暖かい時に行ってみたいです。

 

 


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元旦の夜は手作りニョッキで

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昨年やその前の年は、正月には

紅白なます、栗きんとん、伊達巻、錦卵、イクラの醤油漬、ひろうす

などをわざわざ作っていました。

日本にいないと、妙に日本式に拘ってしまうものです。

今年はなんかもう、いろいろ面倒に感じてしまい、

和風はゼロ。

日本を意識していろんな物を作ろうと思うと、

何もないところから始める必要も多いです。

やらなくてもいい作業から始めないといろいろ形に出来ないのは、

気持ちがある程度燃えていないとできません。

平たくいうと、ヤル気がなかったわけですが。

イタリアに住んでいるので、

やはりイタリアのものでちょいちょいちょいっと作ってしまう方が、遙かに楽。

な割に、元旦の夕食には面倒クサイものを用意しました。

ニョッキ。

茹でたてのジャガイモを潰し、卵を混ぜ、

生地の様子を見ながら小麦粉を足していきます。

思ったよりも早く簡単に出来、

数時間極く弱火で仕込んだトマトソースを掛けていただきました。

買うより断然美味しい!
ニョッキはあまり好きではなかったのですが、

夫の叔母さんの手作りニョッキで美味しさに目覚めました。

付け合せには紫キャベツのホットサラダ。

元旦で時間もあったので、のんびり作れました。

晦日までに出来なかった細かいところの掃除をやってみたり、

なんだか、在るべき元旦の暮らしぶりではなかったです。

まあでも、こんな年もあっていいかなと。

年始からいきなり自分に甘いこと言っていますが。

 

今夜は気のおけない友人たちとお喋りの予定です。

2020年は、肩の力が抜けまくったスタートになりましたよ。

 

 

 

 


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あけましておめでとうございます

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新年 あけましておめでとうございます。

また新しい年がやってきました。

今年もどこにも行かず、

自宅で心静かに年明けを迎えることが出来ました。

この幸運をくれた神様に感謝。

というのも、年越しカウントダウンや、

そのための大晦日にみんなで集まっての食事が

とても苦手なのです。

小学生の頃、一休さんの伝記を読みました。

そこには一休さんが、正月を迎えてメデタイと喜び騒ぐ人々を

「正月を迎えるごとに、あの世へいく日が近づいている。

そのためにも、喜び騒ぎ酒を飲んだり大食いしたりするのではなく、

毎日を大切に過ごすべきなのだ」

と説いたというエピソードがあり、

当時10歳そこそこだった私は非常な衝撃を受けたのでした。

(衝撃は受けましたが、だからといっていつも

神妙に正月を過ごしたこともありませんでしたが。)

それにしても、このエピソードは正月を迎えるたびに

心に蘇るものなのです。

ここ数年、いろんな偶然が重なり、

正月は自宅でゆっくり過ごせています。

この機会を利用し、

古いスケジュール帳を読み直し、

この一年をどう過ごしたか、いろいろ振り返ります。

そして、来る年にはどういうことをしたいか、

どのように過ごしたいかをしみじみ考えます。

それから、新しいスケジュール帳の封を切り、

新しい年に胸に刻んでおきたい言葉を、

帳面の最初に書きます。

その後、古い手帳から書き換えねばならない事項を書き写し、

既に決まっているスケジュールを書き込んでいきます。

ワイワイと皆んなで過ごすのも悪くはないですが、

私には、この辛気臭さが合っているようです。

 

さて、イタリアは2日から普通の日です。三ヶ日は存在しません。

ですので明日から営業再開です。

(こちらは只今元旦午後6時半を回ったところ)

仕事仕事〜。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 


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赤い頂(いただき) 〜 トレントから、ひとコマ

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さて、宿泊は Airbnb で見つけたアパートで。

リビング2つ、大きなダイニングキッチン、

寝室3つにバスルーム2つのだいぶゆったりした家で

確か一泊70€。

かなりお得でした。

 

家であろうと旅先であろうと

私はとにかく早起きなので、

25日は他のみんなが寝ている間に

一人静かに山の早朝を愉しみました。

コーヒーを入れ、ダイニングキッチンで日記を書きつつ、ふと顔を上げると、

写真のように山の色が変わっていました。

昇りつつある陽に照らされて赤く染まる左右の峰と、

真ん中のまだ陽に当たらない頂。

しばらくボゥッと見ていました。

こういう光景に会えるから、

早起きはやめられません。

 

 


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