イタリアから、ひとコマ。

住んでいるイタリアの、何気ない日常から。写真とともに綴ります。

ピカソ美術館 〜 フランスから、ひとコマ

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気忙しく日々を送っていたら、

10月に突入してしまいました。

 

さて前回の続き。

海に向かって建つアンティーブのお城。

ここには、パブロ・ピカソの美術館があるのです。

 

中世には、大司教の住居だったところを

1385年からモナコ公国の王家の住まいになったとか。

そこから「グリマルディ城」と呼ばれるようになったこの城は、

アンティーブ市に買取られ、

市の歴史研究、いろんな美術館の建設の計画の一角を担ったそうです。

1946年、アンティーブ市からこの城にアトリエを構えることを提案されたピカソは、

グリマルディ城での約2ヶ月の創作生活ののち、

その多くの作品をアンティーブ市に寄進。

2年後ピカソから彫像類、

さらに後に、彼の第2の妻ジャクリーンからのピカソ作品の寄進で、

今日見られるように、コレクションは膨大な作品を包有することになりました。

 

海の見えるサロンで、ピカソの作品を楽しむのは

中々面白い体験でした。

また、

「こんなに綺麗な海の前で、何を思って描いたんだろう」

など、彼がグリマルディ城で過ごした2ヶ月を想像するのも楽しかったです。

 

 

 

 


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