リグーリアのフォカッチャ 〜 リグーリアから、ひとコマ
小休止的な短いヴァカンツァも、もう4日目。
お昼か夜のどちらかをアパートで食べるようにしています。
昨日偶然見つけたフォカッチャ屋さんが
めちゃくちゃ良かったので、
今日のお昼もここでフォカッチャを買い、
これまた偶然見つけたチーズ屋さんで少量のチーズを、
そして来た日に貰ったトマトとバジリコがまだまだあったので、
それを切って塩とオリーブオイル(もちろんこの土地の)と和えて
お昼ご飯としました。
この辺りのフォカッチャは、
バジリコのペーストと同様に、多分ジェノヴァがオリジナル。
特徴は他の州のものと違い、リグーリアのは薄めです。
これが、軽くて美味しいんですよね〜。
オリーブオイルがたっぷり表面に塗られていて、
それもまた美味。
ご存知の方が多いと思いますが、
イタリアはどこに行っても、どこの地方も美味しいものばかり。
どこでもパクパク食べていますが、
特にリグーリアの料理は、私には合っているようです。
味付けが優しく感じるのです。
野菜料理も豊富で、リグーリアでの食事は本当に楽しいです。
ああ、帰りたくない……。
マエストラーレのリングイネ 〜 リグーリアから、ひとコマ
いつもの海の家に入ったら、
エプロンをした男性がいたのです。
この人を見て、直感しました。
「この彼がコックさんなら、ここのお料理は絶対美味しいに違いない」
そして食べたのがこちら。
リングイネ・アル・マエストラーレ linguine al maestrale
北西風のリングイネ
(マエストラーレとは風の名前です)
この地方のズッキーネ、ピーマンが少し
そこにふんだんに入ったイカ
そして手長海老をメインに乗せてあります。
ソースは……なんだろう、
イタリアンパセリを刻み、
魚介の臭みを消しつつも、
その旨味を上手に引き出したトロリとした風味。
(料理リポーターになりきっています)
リングイネは……これはどちらかというとバヴェッテですかね。
リングイネよりも幅狭の長パスタです。
とにかく、コックさんを見た時の私の勘は当たっていました。
夫はメバルとオリーブ、松の実のソースのパスタを食べていましたが、
どちらも優しい味で、唸らせられる美味しさでした。
ボリュームも中々で、
私たちはこれだけしか食べなかったのですが、
他のテーブルに運ばれていた品々も、
見ただけで「あれは絶対にイケる」
と確信できました。
ワインはリグーリアの白ピガート。
ただの海の家レベルではない本格的な味に、
大満足のお昼ご飯となりました。
いつもの海辺で 〜 リグーリアから、ひとコマ
今年初めての海水浴。
あんな3ヶ月と少しを過ごした後、
こんな風にまたヴァカンツァを過ごせるとは想像していませんでした。
このリグーリアの海辺。
今年で4年目になります。
去年までは6月下旬から7月上旬にかけて来ていたので、
夏真っ盛りの直前で、静かでした。
しかし7月も後半の今は、中々の混み具合。
それでも他のリドより落ち着くのは、
うるさい余計なBGMがないせいかもしれません。
今日は日曜ということで、
ここで午前中をゆっくり過ごし、お昼をいただいた後で
アパートに戻りました。
これから少し昼寝をして、
近郊散策に行く予定です。
嬉しい Benvenuto 〜 リグーリアから、ひとコマ
今日から6日間の夏休み。
リグーリアに来ています。
小さなアパートを借りました。
荷物を整理していると、アパートのベルが。
何だと出てみると、ドアの外には家主女性の旦那様。
「今、畑で獲ったばかりのお野菜、お裾分けだよ」
と、色鮮やかなキュウリ、茄子、トマトにミニトマト、
こんなにくれました。
思いがけないオモテナシ💝
思いがけない Benvenuto ベン・ヴェヌート (ようこそ、の意)。
こういうものが何よりも心を弾ませてくれますね。
「こんな時じゃなかったら、しっかり握手して挨拶したいところだけど。ヴァカンス、楽しんでいってね」
にこやかにそう言い残し、足早に彼は去っていきました。
今日からちょっと、のんびりさせてもらいまーす💕
本気の浮気。私のノート愛 〜 日常から、ひとコマ
相変わらず朝日記、続けています。
前の赤いモレスキン ノートを書き埋め、
今週から再びこの Castelli Milanoのノートに移りました。
Castelli Milanoの何が好きって、
一応全て好きですが、
特にこの小口の部分のデザインに心を持っていかれました。
これは Foresta シリーズの Leaf。
赤い地に黒で草花や蝶の影を模っているのが好き。
Castelliの黒いノート Copper&Gold Baroque Goldから
続けてここのノートを使いたかったのですが、
ミラノの街に行けなくなってからすぐにノート切れ。
辛うじてロックダウン直前だったので、
住んでる町の本屋さんでモレスキン赤 を購入し、
(Castelliは町中探してもありませんでした)
こちらに細々と書いていました。
前までは、モレスキン でも黒ばかり買って、
その無愛想さを気に入って何年も使っていたのに、
昨年からは、朝日記だけはどうしてもキラキラ感が欲しくなり、
Castelliに本気の浮気をしてしまっています。
なのでこのモレスキン 赤は、それまでのモレスキン 愛はどこへやら。
不承不承使ったのでした。
熱かった愛も、いつかは冷めるものなのですね。
もちろん、今朝もウキウキして
いろいろ書きつけました。
手帖が自分の好きなものだと
こんなに心が弾むものだと再確認中です。
(可哀想なモレスキン ……あんなに熱を上げていたのに)
