イタリアから、ひとコマ。

住んでいるイタリアの、何気ない日常から。写真とともに綴ります。

アルプス一万尺 〜 日常から、ひとコマ

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これは1月末日の写真です。

いつもの散歩コースからの1枚。

 

この日の前夜に地元の友達からウォーキングに誘われたのですが、

すっかり出不精になっていた上に、誘われたその時はぬくぬくまったりモード。

なーんにも考えたくないしたくない状態だったので

殆ど断っておいたのです。

しかし31日の朝、「朝の間なら行ってみたいな」と思い、その彼女にメッセージしてみると、彼女も朝がよいとのこと。

というわけで、一緒に1時間半ほど歩いてきました。

 

日曜日の、しかも良い天気だということで、

私達が公園に着いた頃には、既にジョギングや散歩をしている人たちが結構いました。

それでも午後より少ない方でしょう。

密を避けるには丁度よい時間帯だったと思います。

 

写真の手前部分は、とうもろこしや、

年によっては麦が植わっています。

奥にそびえるのはもちろんアルプス。

前夜まで雨が降っていたので、道はぬかるんでいましたが、

それもご愛嬌。

楽しく歩くことが出来ました。

 

だんだん冬が遠ざかり、春の匂いが濃くなってきています。

 

 

 

 


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ナタリア・ギンズブルグ 〜 書棚から、ひとコマ

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仕事で必要な本を読む以外、

読書らしい読書を少しの間していませんでした。

あれこれ読みかけては、

「……これじゃない……」

と止めることばかり。

読みたいものは山ほどあるのに。

気分が本に寄り添えないといえましょうか。

 

そんな中、

いつも本屋で手に取っては元に戻していた作家のエッセイ集を、

なんか今回は

「うん、これだ」

と感じ、買い、読み始めました。

 

いつも本屋で立ち読みした時に感じていた通り。

この人の文章、好き。

 

今の時期のわたしには、

物語より、

こういうエッセイがいい。

どんなふうにそれまで過ごしていたとしても、

ひとたび文字を目に入れていくと、

彼女の描く世界が生き生きと現れたり、静かに浮かび上がったり。

そこに一瞬で入り込んでしまう。

 

ナタリア・ギンズブルグ。

 

彼女が書いたものを読むのは、これが初めて。

日本語では須賀敦子氏の翻訳で多く出ているようです。

同氏の翻訳で読むのも、素晴らしい読感を味わえそうですね。

しかし今は、イタリア語を解すことにありがたみを感じつつ

直接ギンズブルグの文の綴りを、

わたしなりに楽しむとしましょう。

 

この本とともにちょっと今夜は、

夜更かしします。

 

 

 

 


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ラ ヴィータ エ ベッラ 〜 日常から、ひとコマ

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La vita è bella  

ヴィータ エ ベッラ

日本では、「ライフ イズ ビューティフル」というタイトルで知られていますね。

イタリアでは1997年に、日本では1998年に公開された20年以上も前の映画です。

私はこれを1999年の正月休みに、何故かナポリの映画館で鑑賞したのでした。

 

何故今これをブログに取り上げるのかというと、

単に今こちらのテレビで放映中だからです。

ただいま後半が放送されています。

なのでリビングから逃げてこれを書いています。

 

映画館で観た当時はまだ20代もそこそこ。

今は立派な40代。

ちゃらんぽらんながらも歳を重ねた今、

20年前には感じなかったことや見えなかったことが

前半だけでもいろいろあって、

いや、切ない……。

主人公と息子が連れ去られた場面を見て、

今回はもう観るの、やめました。

もう既に涙堪えて、喉の奥が痛いので。笑

 

と言いつつ、しかしやはり佳い映画なのです。

今度は一人でじっくり観るつもりです。

 

ご興味ある方、お勧めですよ。

 

 

 

 注) 写真はネットから拝借しました。

 

 

 

 


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またこの季節 〜 食卓から、ひとコマ

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夫が買ってきてくれたカーニバル菓子、トルテッリ。

揚げドーナツみたいなものです。

一つは中身なし、もう一つはチョコレートクリーム入り。

自分でも作ろうと思えば作れますが、そんなことすると太りまくることウケアイ。笑

お菓子屋さんに貢献するためにも、買った方がよいです。

 

小皿は日本から持ってきた焼き物、マグはTokyo、ランチョンマットは母の手作り。

 

大事なものを日常に使って、ホクホク小さなしあわせを感じています。

 

 

……なんていうと、「丁寧な生活」て感じですが、そんなに素敵なわけもなく。

いろいろ出すのが面倒で、流しに立って(こぼれても水で流せば終わり)頬張ったりとか、結構しています。

わざわざブログに載せないだけ。

ブログではカッコつけてます。つけてるつもり。笑

 

また一週間が始まりますね。

気をつけつつも、力を抜いて過ごすことにします。

美味しお菓子を食べられることにも感謝しつつ。

 

 

 


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Nunc est bibendum 〜 食卓から、ひとコマ

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Nunc est bibendum

 

古代ローマの詩人ホラティウスの、ある一頌歌の始まりの句。

(イタリア語では、Orazio オラーツィオ)

イタリア語では、

Ora si deve bere

または

Ora bisogna bere 

となります。

「今こそ飲まねば」

のような感じでしょうか。

 

クレオパトラのローマへの政治軍事力を恐れていた中、女王の死を知らせる一報が入り、

安心し、歓びの酒を飲もうという場面を歌ったものだそうです。

 

こういう一句がワインのコルクに焼印されているのが、

如何にもイタリアワインと思いました。

今何となくコルクを集め始めていて、それぞれのデザインを見ていますけど、

改めて眺めると、結構面白いです。

凝ったものから、何にもないものまで、いろいろ。

可愛い絵もあったので、また投稿してみます。

 

 

 


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